音楽家のジストニアとは何か(メモ1)

 ジストニア(Dystonia)は、高度の複雑さと正確さを必要とする反復動作を、長年にわたって行ってきた局所的身体部位(指、手、腕、唇、喉など)に発症する。症状に共通する点は、不随意的に、動かそうとする筋肉と相反する動作を行う筋肉が、同時に収縮を繰り返すことで、演奏などに支障をきたす症状。

 音楽家ジストニアには、脳や脊髄などの病変の所見は、まったく見当たらないといい、いわば学習障害の一種とされる。
 出典:『どうして弾けなくなるの?』(NPO法人ジストニア友の会訳)